続き

次の日、朝、医者が私のいる鉄格子の部屋を見に来た。私の顔を見たとたん、「命だけは助けるー!」と言って、慌てていた。
朝は、毎回、食パンと牛乳が出た。
「朝食は、食べるように」と言っていた。
朝、昼、夜、申し送りというものあった。
時間解放が最初20分、もうけられ、この時間がこんなにも待ち遠しいものなのかと思った。
20分、鉄格子のおりから出られた後、鉄格子に入れられ、鍵をかけられる。
次の日は1時間伸びた。
鉄格子の外の世界は、別世界が広がっていた。